
せっかくベトナム語を勉強したのに、ベトナム人にベトナム語が通じない!
ベトナム語は発音によって意味が変わる
もしベトナム人と会話をするつもりであるならば、一番気をつけて欲しいことはなんといっても発音です。ベトナム語には他国語にはみられない、「六つの発音」があります。そして一つの同じ語でも発音記号によって発音と意味が違ってきます。
外国人が話すベトナム語が通じない理由
外国人の話すベトナム語はベトナム人に通じないことが多いです。
日本では、外国人がカタコトの日本語をしゃべっていても何とか聞き取ることができます。
それは私たちは言葉を「発音の違い」で聞き取るのではなく「言葉の違い」で判断するからです。
しかし先ほども言いましたように、ベトナム語は発音が六つあり、しかも”T”や”TH”など”S”と”X”など日本人にとっては発音の区別が難しい言葉など沢山あります。
ですから、一口に言っても一単語で12単語、もしくはそれ以上にも聞き取れます。ですからベトナム人は、外国人の話すベトナム語を理解できないのです。私達が何を言っているのか推測することすら難しいのです。
文法と単語は学びやすい。
発音が難しい反面、文法と単語は学びやすいです。ベトナム語も日本語同様、中国語から派生しました。ですからたくさんの語が日本語に近いです。
例)日:海産 越:hai san 日:茶 越:traなど他にもたくさんあります。
ベトナム語はローマ字表記され、語形変化がなく、書き言葉の60%は漢字に転換できるなど、英語を学習したことがあり漢字文化圏に住む日本人にとっては、馴染みやすい要素が多くあるため、学習しやすい言葉の一つと言われます。
声調と発音の習得
ベトナム語は、6つの声調からなる言語です。正しい声調と発音(特に母音)の習得が上達への最大のポイントと言え、初期の段階では発音・声調を徹底的に練習していきます。
ベトナム語には複雑な文法がないため、まず単語を覚えて声に出し、発音・声調を練習しながら会話していく方法が最も効果的な学習方法と言えます。